イベントレポート(Vol.11)
ホビージャパン Presents「ノモ研 オンライン」
2020.10.25[SUN]
- 白山エリア
- 第三部
- 東京配信
- 17:30~18:10
- りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館(劇場)
17時30分からはホビー専門誌『ホビージャパン』がお送りする「ノモ研オンライン」。東京のホビージャパン社屋の一室にプロモデラーの野本憲一(ノモケン)さんを迎え、その場でガンプラ組み立て! 上手く仕上げるコツなどを実践しながら伝え、編集長の木村学さんと共に「為になる40分間」を届けてくださいました。
野本さんは新潟市出身で、がたふぇすにはVol.3から毎回参加してくださり、プラモデル組み立て体験など参加型のイベントを開催してくださっていました。今年はオンラインということで、「がたふぇすが私にとって里帰りだったので…」と残念に思う気持ちも寄せてくださいました。
さて、今回オンラインで開催してくださったのは「エントリーグレードRX-78-2ガンダム」を使ったガンプラ基礎工作です。よく組むため、もう一歩仕上がりを良くするためのコツを教えてくださいました。冒頭のスタジオシーンから野本さんは作業場に移動し、カメラが切り替わり、手元がよく見える状態で配信が始まりました。YouTubeで配信を見ている人から「野本さん爪がキレイ!」というコメントが入ると、「手元が大きく見える時は、爪、磨いているんです…」と裏話を披露。爪も、ガンプラの細部も、視聴者に良く見える工夫をしてくださっていることに感動しました!
このガンプラはパーツも手で切れ、パーツを組み合わせるだけ作ることができる、ニッパーも接着剤も要らないタイプなのですが、きれいに仕上げるためには、やはりニッパーで切った方が良いそうです。ニッパーは薄刃のものが良いそうで、「ニッパーも新潟製のものが多いですからね。今使っているこれも新潟のものですよ。」と野本さん。切り口はどうしてもつなぎ目部分“パーティングライン”が少し残ってしまうので、ナイフや紙やすりでならして消すのがオススメとのこと。「ナイフは少し寝かせてカンナのように、曲面に沿わせて削る」「紙やすりは少ししならせて、弾力を持たせた状態で行う」など、細かいアドバイスを伝えてくださいました。
続いて教えてくださったのは、ガンダムの顔の左右脇の部分など「凹んだ部分に黒い塗料を流し込んで、より立体感を出す方法」。「こういうちょっとした塗料を出すのに便利なのが、これです。」と取り出したのは、手のひらサイズの段ボール辺にガムテープを巻いたもの。ガムテープが水分をはじくので、そこに液体を数滴出して、細い筆でとってらっしゃいました。はみ出した部分は「消しペン」の液を綿棒に取って表面を拭く。綿棒が大きすぎる場合は、つまようじがいいそうですよ。
最後に「プラモデルを作っていない人にはどのくらい響いたか分からないですが、こんなことに気を付けて作ってるんだなーということを分かってもらえるとうれしいです。」と野本さん。「来年こそはまた新潟に、がたふぇすに、帰りたいです!」とのうれしい声もくださいました。